従来の店舗情報管理について、どのような点に課題を感じていましたか?
大きくは2つありまして、まず店舗の建物や土地の契約書、図面等の資料がどこにあるのか分からない、且つ誰が管理をしているのかも分からない、という状態でした。また、賃貸借契約以外の情報で、店舗の運営に必要となるようなリース契約や業務委託契約等も全く管理が出来ておらず、すごく困っていたというのが実態です。
基本的に情報は札幌本部で保管をしているはずなのですが、そもそもそのファイルがどこにあるのか分からないということも多く、「ここ(札幌本部)にないということは関東本部にあるかもしれない」と、関東本部の担当者に問い合わせをして、探してもらっても見つからず、結局改めて札幌本部内を探したら見つかった、といったようなことがたくさんありました。
弊社では、お客様に入って頂き、接客を行うショールームを非常に大切に考えておりまして、定期的に改装を計画したりするのですが、その際に「最新の図面を見せてくれ」、「この部分の契約書を見せてくれ」等の指示が、上層部からおりてきます。
上記のような状態だったので、その準備に非常に時間がかかっており、情報をいつでもすぐに準備出来るような体制を作る、ということが会社としても大きな課題だったと思います。